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2008年3月 1日 (土)

受動態のこころ

今日の教えて : 以下の(1) ~ (4)の場合、能動態より、受動態を使いたくなるもんだ。(5)は日本語と英語の違いからくる例だ。

Example

(1) 行為者が誰かわからない場合
「昨日、財布盗まれたけど、中身空っぽだったから、ぜんぜん平気。」
  My wallet was stolen last night, but that's okay, 'cause it had nothing in it.
  
  誰が盗んだかはわからないが、盗まれたものはわかっているので、盗まれたものを主語にしている。

(2) 行為者を言いたくないとき
「あんたが間違ってたと思われてるよ。」
  You are thought to have been wrong.

  I think you were wrong.と言うと、相手に嫌われるから。受動態なら、誰が思っているかを表す必要がないから便利。

(3) 行為者をあえて言う必要がないとき
「韓国ではハングルが使われている。」
  Hangul letters are used in Korea.

  韓国でハングルを使っているのは韓国人に決まっているので、特に「韓国人が」という必要もない。

(4) 行為者よりも行為を受ける人・物の方が重要な場合
「私がけられたのよ、彼に。」
  I was kicked by him.

  「彼が蹴った」ということより、「けられたのは私だ」と言いたいから。

(5) 日本語では能動態だが、英語では受動態
「おどろいた。部長に昇進したんだって。」
  I was surprised you were promoted to manager.

  日本語の「おどろく」にあたる英単語はない。「surprise」という動詞は他動詞で、「~をおどろかせる」という意味である。同様に、「昇進する」という英単語はなく、「promote」は、「~を昇進させる」という意味である。よって、昇進する人を主語にしようとすると、英語では受動態になってしまう。

Mike Matsutani

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wakachiko様、ご愛読ありがとうございます。参考になりましたら幸いです。文法の先にある英語の楽しみが見つかるまでがんばってください。マイク松谷

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