英文読解 主語と動詞の見分け方 その1
今日の教えて : これまで、英文読解に必要なものとして以下の5点について述べた。
(1)単語力
(2)文法力
(3)読みたいもの
(4)場所と時間の確保
(5)コーチ。
このうち(2)の文法力、とりわけ英文を正しく読み取るために必要な文法力について、説明していく。まずは、主語と動詞の見分け方だ。
<<英文読解 主語と動詞の見分け方 その1>>
文章がどんなに複雑で長くなっても、主語とそれに対する動詞は一つである。複雑な文になればなるほど、この主語と動詞を見極めるのが難しくなり意味を取り違えたり、内容を理解できないことになる。逆にいうと、主語と動詞を正しく見分けられれば、文章の意味を読み取れたに等しいのだ。
(重要) 主語のルール : 文章の一番最初の名詞、または名詞相当語句が主語である
このルールを知っていれば、主語を見つけるのはそれほど難しくはない。以下の例でやってみよう。
例 1 : The ventriloquist is called Ikkokudo
"ventriloquist (腹話術師)"とういう単語を知らなくても、これが名詞で主語であることは明白である。なぜなら、前に定冠詞の"the"がついており、その後ろに "is called (~と呼ばれている)"という動詞があるからである。
(重要) 英文は通常、主語+動詞の順である。
また、"ventriloquist"には、"ist"という、人を表す語尾があるので、この単語は人を指す語であり、「いっこく堂と呼ばれている」という後半部分から、「腹話術師」であろうと推測できる。(もちろん、いっこく堂が有名な腹話術師だと知っていればの話だが) 参考:ピアニスト、テロリストも"ist"がついている。
和訳 : その腹話術師は、いっこく堂と呼ばれている。
例 2 : (A) The ventriloquist called Ikkokudo
(B) The ventriloquist called Ikkokudo is popular.
(C) The ventriloquist who called Illokudo is popular
例1と同様に、主語は、(A)、(B)、(C) ともに "ventriloquist"である。動詞は、(A)が "called"で (B)と(C)が "is"である。
(A)は "called"の後ろに目的語の"Ikkokudo"があるので、動詞である。
S + V + O の第三文型
The ventriloquist called Ikkokudo.
S V O
和訳 : その腹話術師は、いっこく堂に電話した。
(B)は、最初の4つの単語は(A)と全く同じだが、うしろに "is"があるので、これが動詞になる。よって、前にある "called"は動詞ではなく、"ventriloquiest"を修飾する過去分詞形である。
S + V + C 第二文型。
The ventriloquist (called Illokudo) is popular.
S V C
和訳 : いっこく堂と呼ばれる腹話術師は人気者である。
(C)も、うしろに"is"という動詞があるので、"called"は、"ventriloquist"を主語にする動詞ではなくて、"ventriloquiest"を修飾する関係代名詞節中の動詞である。
これも、 S + V + C の第二文型。
The ventriloquist (who called Ikkokudo) is popular.
S V C
和訳 : いっこく堂に電話した腹話術師は人気者である。
例 3 : (A) The ventriloquist called me a taxi.
(B) The ventriloquist called himself Ikkokudo..
主語は、(A)、(B)ともに、最初の名詞である"ventriloquist"で、その後ろの"called"が動詞である。
(A)は、"me"と "taxi"が、動詞"called"の目的語である。
S + V + O + O の第四文型
The ventriloquist called me a taxi.
S V O O
和訳 : 腹話術師が私にタクシーを呼んでくれた。
(B)は、"himself" が、動詞"called"の目的語で、"Ikkokudo"は補語である。
S + V + O + C の第五文型
The ventriloquist called himself Ikkokudo.
S V O C
和訳 : その腹話術師は、いっこく堂と名乗っている。
例 4 : The ventriloquist I called yeserday!
文の最初の名詞が主語というルールで行けば、当然 "ventriloquist"が主語になり、 "called"が動詞になるはずだが、その場合、"called"の目的語が見当たらない、また、"called"の前にある "I"が宙に浮いてしまうので、"ventriloquist"は、主語ではないと判断してほしい。
この文章は、元々、"I called the ventriloquist yesterday"、S + V + Oの第三文型だが、目的語の "ventriloquist"が、強調のため、S + V の前に出てしまったものである。(これを倒置という。あくまで例外である。) つまり、主語は "I"で、動詞が "called"、目的語が "ventriloquist"である。
倒置の第三文型
The ventriloquist I called yester.
O S V
和訳 : その腹話術師に、俺は昨日電話したんだよ。
See you tomorrow.
Mike Matsutani
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