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2009年1月 2日 (金)

英文読解 主語と動詞の見分け方 その1

今日の教えて : これまで、英文読解に必要なものとして以下の5点について述べた。

(1)単語力
(2)文法力
(3)読みたいもの
(4)場所と時間の確保
(5)コーチ。

このうち(2)の文法力、とりわけ英文を正しく読み取るために必要な文法力について、説明していく。まずは、主語と動詞の見分け方だ。

<<英文読解 主語と動詞の見分け方 その1>>

文章がどんなに複雑で長くなっても、主語とそれに対する動詞は一つである。複雑な文になればなるほど、この主語と動詞を見極めるのが難しくなり意味を取り違えたり、内容を理解できないことになる。逆にいうと、主語と動詞を正しく見分けられれば、文章の意味を読み取れたに等しいのだ。

(重要) 主語のルール : 文章の一番最初の名詞、または名詞相当語句が主語である

このルールを知っていれば、主語を見つけるのはそれほど難しくはない。以下の例でやってみよう。

例 1 : The ventriloquist is called Ikkokudo
      
"ventriloquist (腹話術師)"とういう単語を知らなくても、これが名詞で主語であることは明白である。なぜなら、前に定冠詞の"the"がついており、その後ろに "is called (~と呼ばれている)"という動詞があるからである。

(重要) 英文は通常、主語+動詞の順である。

また、"ventriloquist"には、"ist"という、人を表す語尾があるので、この単語は人を指す語であり、「いっこく堂と呼ばれている」という後半部分から、「腹話術師」であろうと推測できる。(もちろん、いっこく堂が有名な腹話術師だと知っていればの話だが) 参考:ピアニスト、テロリストも"ist"がついている。

和訳 : その腹話術師は、いっこく堂と呼ばれている。


例 2 : (A) The ventriloquist called Ikkokudo
      (B) The ventriloquist called Ikkokudo is popular.
      (C) The ventriloquist who called Illokudo is popular

例1と同様に、主語は、(A)、(B)、(C) ともに "ventriloquist"である。動詞は、(A)が "called"で (B)と(C)が "is"である。

(A)は "called"の後ろに目的語の"Ikkokudo"があるので、動詞である。

S + V + O の第三文型
    The ventriloquist called Ikkokudo.
          S     V    O

和訳 : その腹話術師は、いっこく堂に電話した。

(B)は、最初の4つの単語は(A)と全く同じだが、うしろに "is"があるので、これが動詞になる。よって、前にある "called"は動詞ではなく、"ventriloquiest"を修飾する過去分詞形である。

S + V + C 第二文型。
   The ventriloquist (called Illokudo) is popular.
         S              V  C

和訳 : いっこく堂と呼ばれる腹話術師は人気者である。

(C)も、うしろに"is"という動詞があるので、"called"は、"ventriloquist"を主語にする動詞ではなくて、"ventriloquiest"を修飾する関係代名詞節中の動詞である。 

これも、 S + V + C の第二文型。
   The ventriloquist (who called Ikkokudo) is popular.
       S                    V  C

和訳 : いっこく堂に電話した腹話術師は人気者である。


例 3 : (A) The ventriloquist called me a taxi.
      (B) The ventriloquist called himself Ikkokudo
..

主語は、(A)、(B)ともに、最初の名詞である"ventriloquist"で、その後ろの"called"が動詞である。

(A)は、"me"と "taxi"が、動詞"called"の目的語である。

S + V + O + O の第四文型
    The ventriloquist called me a taxi.
          S      V O   O

和訳 : 腹話術師が私にタクシーを呼んでくれた。

(B)は、"himself" が、動詞"called"の目的語で、"Ikkokudo"は補語である。

S + V + O + C の第五文型
    The ventriloquist called himself Ikkokudo.
         S      V   O    C

和訳 : その腹話術師は、いっこく堂と名乗っている。


例 4 : The ventriloquist I called yeserday!

文の最初の名詞が主語というルールで行けば、当然 "ventriloquist"が主語になり、 "called"が動詞になるはずだが、その場合、"called"の目的語が見当たらない、また、"called"の前にある "I"が宙に浮いてしまうので、"ventriloquist"は、主語ではないと判断してほしい。

この文章は、元々、"I called the ventriloquist yesterday"、S + V + Oの第三文型だが、目的語の "ventriloquist"が、強調のため、S + V の前に出てしまったものである。(これを倒置という。あくまで例外である。) つまり、主語は "I"で、動詞が "called"、目的語が "ventriloquist"である。

倒置の第三文型
    The ventriloquist I called yester.
          O    S V

和訳 : その腹話術師に、俺は昨日電話したんだよ。


See you tomorrow.
Mike Matsutani

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コメント

こんにちは。先日、こちらのブログを拝見し毎日読ませていただいております。高校英語あたりの文法を掲載しているサイトをいろいろ見て回ったのですが、一番分かりやすく、例文も笑いを誘うような文章が多いため頭に残るようです。一つお願いがあります。「英文読解」のリンクをページ脇のカテゴリに追加していただけませんでしょうか。英文読解のページの続きを読もうとしたところ、カテゴリには英文読解へのリンクがないようでした。確か、いっこく堂さんのことが書いてあったと記憶しておりましたので(笑)、いっこく堂、行列の出来る英語ブログで、検索して戻ってこれました。お時間のある際によろしくお願い致します。

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