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2009年3月31日 (火)

「~し続ける」は、"keep doing"

今日の教えて : 日本語の意味に忠実に訳そうとした結果、ネイティブ・スピーカーにっとては、かえって変な英語になるってことはよくあるらしい。

ネイティブに近い上級者になれば、そういうことにすぐに気づくのだが、中級レベルの人ほど、そういう間違いを起こしやすく、それに気づかない。

初級者は、力不足のため日本語に忠実に訳すことができないことが多い。しかしだ、その方がかえっていい結果になることもある。知らぬが仏ってやつだ。

以下の(1)を英訳させると、初級者は、「立ちっぱなし」というところがうまく訳せず、仕方なしに、"stand"の過去形である "stood" を使い、「立っていた」と訳すだろう。例の (1A)参照。

中級レベルの人は、すぐに、"keep ~ing"(~し続ける)というイディオムを思い出し、"kept standing"とするだろう。例の(1B)参照。

しかし、ネイティブ・スピーカーなら、(1B) よりも (1A) を選ぶというのだ。つまりこの場合、初級者の英語の方が、中級者より、英語らしい文章なのである。理由は以下に述べる。

(1) 電車で30分立ちっぱなしだった。

(1A) I stood for half an hour on the train.

(1B) I kept standing for half an hour on the train. 

(1A)のように、"stood for half an hour"というだけで、30分間立っていたことは十分伝わる。つまりその間は立ちっぱなしだったということだ。

(1B)のように、"kept standing"というと、通路の邪魔になるような状態で立ち続けたとか、足を痛めていて、医者から注意を受けていたにも関わらず、立ち続けたとか、そういう感じを受けるのだ。

おそらく、(1)の日本語は、電車が混んでいたので座れず、仕方なく30分間立っていたという意味であろうから、(1A)で十分である。つまり、状況をより詳しく述べると、以下の (1C) ということである。

(1C) I had to stand for half an hour since the train was crowded.

では、以下に "keep ~ing" の適切な例を挙げておこう。

(2) 止めろといったのに、アイツ飲み続けたんだよ。
    (止めるべきなのに、~し続ける場合)
   I said, "Stop it", but he kept drinking.

(3) 朝まで討論し続けた。
    (~まで、~し続ける場合)
   We kept arguing until morning.

(4) 長生きしたければ、笑い続けなさい。
   (命令文で)
   Keep laughing if you want to live long.

(5) トモキは、しょっちゅう台湾へ行ってるよ。
   (頻繁に繰り返す場合)
   .Tomokie keeps going to Taiwan.

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2009年3月30日 (月)

美女の訴えに、犬が。。。

[英語] ブログ村キーワード


今日の英語三面記事 : 2009年3月29日 産経ニュース (AP)

Temp1_4

Santiago, Chile : Two young beauties sitting on the ground are staging a demonstration against eating meat. Letters written on their bodies are part names such as sirloin, rib or tenderloin.

Temp2

In the middle of the campaign for vegetarian, a dog happens to appear on the stage. Is the dog for or against their appeal?
 
<和訳と重要語句>

チリの首都サンチャゴにて : 2人の美女が路上に座り込み、肉食反対のパフォーマンス。体に書かれているのは、ひれ、ロースなどの肉の各部の呼び名。(写真;上)

そこへ、一匹の犬が登場。はたして、この犬君は、美女たちのデモに賛成なのか、はたまた反対なのか?[写真:下)

beauty   美女
stage a demonstration against  ~に反対のデモ運動を行う
letter  文字
such as  ~のような
in the middle of   ~の最中に
happen to   たまたま~する
for or against   ~に賛成か、反対か

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2009年3月29日 (日)

「手作り」

今日の添削 : 今日も、日本人がよく間違う例を紹介しよう。

以下の英文は、どこがいけないか?


(1) 来年のバレンタインは、手作りチョコだよ。

   I will give you handmade chocolate on Valentine's day next year.

(2) 「駅まで送ろうか」 「結構です」

   "Shall I send you to the station?" "No, thank you."

(3) 長嶋さんは、理想の上司ベスト・スリーに入っている。

   Mr Nagashima is in the best three of ideal bosses.

(4) イチローのサインだよ。すごいっしょ。

   Here is Ichiro's sign. Isn't it cool?

(5) ハンドルを右に切って。

   Turn the handle to the right.

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(1) 「手作り」には、"handmade" と "homemade"がある。家庭料理の場合は後者だ。
   
   誤: I will give you handmade chocolate on Valentine's day next year.
   正: I will give you homemade chocolate on Valentine's day next year.


(2) "send"は、「送る」という意味だが、この場合は使えない。"take"を使おう。

   誤: Shall I send you to the station?
   正: Shall I take you to the station?

(3) 最上級ベストが3つあるというのも変だ。"top three"の方がいいだろう。

   誤: Mr Nagashima is in the best three of ideal bosses.
   正: Mr Nagashima is in the top three of ideal bosses.

(4) "sign"は、名詞で使うと、「合図」という意味。動詞なら、「サインをする」になる。有名人のサインは、"autograph"だ。

   誤: Here is Ichiro's sign
   正: Here is Ichiro's autograph
 
(5) 車のハンドルは、"steering wheel"という。"handle"ではない。

   誤: Turn the handle to the right
   正; Turn the steering wheel to the right

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2009年3月28日 (土)

バスを降り、車に乗る

今日の添削 : 日本語を単語レベルで英語にしても、正しい英語にならないことが多いことを十分に理解しておこう。 対策としては、できるだけ多くの英語表現を覚えること。使える表現がある程度増えてくれば、感も働くようになるだろう。それまでは、こつこつ覚えていくしかない。

以下、(1)~(5)までの英文のどこがおかしいか?

(1) バスを降りたら、車に乗ってください。

   Get out of the bus and get on the car.

(2) 誰がそんなことを言ったのか教えてください。

   Teach me who said so.
   .
(3) 父の誕生日にあんま器をプレゼントしました。

   I presented my father a massager for his birthday.  

(4) カツオ、お客様に挨拶なさい。

   Say, "Hello" to our customer, Katsuo.

(5) 電話が通じなくて困ってんだ。

   I'm in trouble because I cannot get through.

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クリックしてくれたかな、では正解じゃ。

(1) バス、電車、飛行機などに乗るは、"get on"、降りるは、"get off"
   車に乗るは、"get in"、降りるは、"get out of"という。
   
   誤: Get out of the bus and get on the car.
   正: Get off the bus and get in the car.

(2) "teach"は、指導して教える。"tell"は、知っていることを相手に伝える。

   誤: Teach me who said so
   正: Tell me who said so.

(3) 人にものをあげる時は、"give"で十分だ。"present"は、「贈呈する、進呈する」って感じ。

   誤: I presented my father a massager for his birthday.
   正: I gave my father a massager for his birthday.

(4) "customer"は、お店の客を指す。招待して家に来ている人は、"guest"。

   誤: Say, "Hello" to our customer, Katsuo.
   正: Say, "Hello" to our guest, Katsuo.
 
(5) "be in trouble"は、差し押さえにあう、脅迫を受けている、法に触れるような問題などで、非常に窮地に立っている時などによく使われるイディオムで、(5)のような場合にはふさわしくない。

   誤: I'm in trouble because I cannot get through.
   正; I have a problem because I cannot get through.

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2009年3月27日 (金)

使役動詞 その2 have と get

今日の教えて : 今日は、使役動詞の have と get を取り上げる。

注意点その1: 
  have には、原形不定詞 (TOのない不定詞) が続く
  have 人 do something

  get には、TO不定詞が続く
  get 人 to do something

注意点その2:
  have を使役動詞として使うときは、あることをしてもらって当然であるときに限る。
  例 : 客としてお金を払ってあることをしてもらう場合
      上司が部下にものを頼む場合

  一方、get にはそのような制限はない。

(1) 手相を見てもらったら、女難の相があるらしい
   When I had my palm read, I was told I might have trouble with a woman.

(2) 粗大ゴミを引き取ってもらった。
   I had oversized trash disposed.

(3) 社長は秘書にメモを取らせた。
   The president had his secretary take a note.

(1)は、お金を払う客として、手祖を見てもらうのは当然である。

(2)も同様に、料金を払うので、引き取ってもらうのは当然である。

(3)は、社長が秘書に仕事を依頼するのは当然である。もし、have ではなく make を使うと、

(3A) The president made his secretary take a note.

となり、社長は、嫌がる秘書に無理やりメモを取らせたようになってしまう。

以下の(4)を英語にすると、(4A)、(4B) のどちらが適切か?

(4) 母に洋服を買ってもらいました。

(4A) I had my mother buy a dress for me.

(4B) I got my mother to buy a dress for me.


(4A) は、(3)のように、上下関係を表し、「母に洋服を買わせた」という意味になってしまうので適切でない。

一方、(4B) の使役動詞 get には、上下関係はなく、母に買ってもらったという意味になる。

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2009年3月26日 (木)

使役動詞 その1 make と let

今日の教えて : 使役動詞と呼ばれる "make" と "let" を勉強しよう。

どちらも、使役動詞と呼ばれているが、使い方は全く異なるので注意が必要だ。

"make" は、やりたくないと思っている人に、やらせる時に使う (強制)

"let" は、やりたいと思っている人に、やらせてみる時に使う (許可)

(1) Tom made his son marry her.

(2) Tom let his son marry her.

(1)の場合、トムの息子は彼女と結婚したいとは思っていなかったが、(トムは息子が彼女と結婚してほしいと思っていたので)強制的に結婚させたということ。

(2)は、(トムは、息子が彼女と結婚してほしくなかったが)息子が彼女と結婚したがっていたので、結婚することを許可した。 または、(トムは、息子が彼女と結婚してほしいと思っていたし)息子が彼女と結婚したがっていたので、結婚することを許可した。

その他の例もみてみよう。

(3) Sazae-San made Katsuo go on an errand.

(4) Sazae-San let Katsuo on an errand.

(3)では、カツオはお使いに行きたくなかったが行かされた。

(4)は、カツオがお使いに行きたがっていたので行かせた。

(5) I was made to go get the morning paper.
    朝刊を取りに行かされた。

(6) Let me finish.
    最後まで聞いてください。

(7) Don't let me down.
    ガッカリさせないでおくれ。

(8) What made her crying?
    彼女、何で泣いてんの?

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2009年3月25日 (水)

恋人 ≠ LOVER

今日の添削 : 今日も日本人英語学習者が陥りやすい間違いを挙げてみよう。


(1) 僕には、以前、恋人がいました。

   I used to have a lover.
   I used to have a girlfriend.

(2) 彼女の部屋は広いが、僕のは狭い。

   Her room is wide but mine is narrow.
   Her room is large but mine is small.

(3) そりゃ、ひどいな。

   That's too bad.
   That's very bad.

(4) 汚い字で読めたもんじゃない。

   This handwriting is too dirty to read.
   This handwriting is too poor to read.

(5) うわあ、きたない部屋だねえ。

   What a dirty room!
   What a messy room!

(1) "lover"は、「愛人」のイメージが強い。

(2) "wide" と "narrow"は、幅が広い、狭い時にしか使わない。

(3) "too bad"は、「残念だ」、「お気の毒に」という意味。

(4) "dirty"は、「汚れている」ということ。

(5) "dirty room"は、汚れた部屋ということ。"messy room"は、「部屋が散らばっている」

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2009年3月24日 (火)

"manshion"は、大邸宅

今日の添削 : 我々、日本人英語学習者は、英作文というと、どうしても、日本語の単語を、英語に置き換えようとする傾向が強い。

そのため、出来上がった英文は、日本人には理解しやすいのだが、ネイティブ・スピーカーにとっては、違和感のある文章になってしまうことが非常に多い。

以下の例で検証してみよう。

(1) 新しいマンションの住み心地はどうよ。

   How do you like your new manshion?
   How do you like your new condo?

(2) 私、丸の内の銀行で、OLやってます。

   I am an OL at a bank in Marunouchi..
   I work for a bank in Marunouchi

(3) チョンガーは、俺一人、恥ずかしかったよ。

   I was the only single man. I was ashamed.
   I was the only single man. I was embarrassed.

(4) 渋谷で遊ぼうよ。

   Shall we play in Shibuya?
   Shall we go out to Shibuya?

(5) 最近、腰が痛くてのう。

   I have a pain in my waist these days.
   I have a pain in my back these days.


(1) "manshion"は、「大邸宅、豪邸」。日本語のマンションは、"condo" または apartment。

(2) "OL"は、立派な日本語である。

(3) "ashamed"は、道徳的に恥ずかしい、罪の意識がある場合に使う。一方、"embarrassed"は、俗にいう、「カッコ悪い」って感じ。

(4) 子供が遊ぶなら、"play"だ。

(5) "waiste"は、腰のくびれを指す。

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2009年3月23日 (月)

綾小路きみまろ、英語ライブ 5

[英語] ブログ村キーワード


今日のお笑い : お待たせしました、綾小路きみまろ、英語ライブの時間です。

題して、「Kimimaro on Stage in English Part 5」 - Let's go!

A husband built a house with a loan
in spite of little pay.
By the time the loan is paid off,
the house is on the brink of collapse.

* with a loan  ローンで
* in spite of little pay  わずかな給料にもかかわらず
* by the time  する頃には
+ pay off  完済する
* on the brink of collapse 崩壊寸前で

旦那さんは少しばかりの給料をもらって
ローンで家を建て、
払い終わったころ
家はボロボロ、


He's been working hard for his wife and children,
drinking and taking medicine alternately
After working like a dog,
he is kicked out like a stray dog.

* take medicine  薬を飲む(drink medicineではない)
* alternately  交互に
* work like a dog  (犬のように)せっせと働く
* kick out  追い出す、解雇する
* stray dog  野良犬

妻や子供のために汗水流して働いて
酒と薬を交互に飲みながら、
会社のために手となり足となり
クビになり、


Forced by the boss to work at the office,
Spoken ill of by subordinates
Listening to his wife's complaining at home

* force someone to  人に~を強いる
* speak ill of  ~の悪口を言う

会社に行けば上司にしごかれ、
部下に陰口をたたかれ
家に帰れば、女房の愚痴を聞いて


Caring for carefree female workers,
in the process, most hair has gone with the wind.
It is just a matter of time before getting bald completely.

* care for  気にする
* carefree  のんきな、気を使わない
* female worker (OLは和製英語)
* in the process  そうこうするうちに、その過程で
* matter of time  時間の問題

気のつかないOLに気を使っているうちに
髪の毛の半分は風と共に去り、
残り毛の運命も風前の灯火です。

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2009年3月22日 (日)

名詞好きな英語

今日の教えて : 英語は、日本語に比べると、より好んで名詞を使うようだ。

よく引き合いに出されるのが、(1)のような例文である。もちろん、(1A) のように英訳できるが、(1B) のように、動詞の run を名詞の runner にすることも多い。

(1) 彼女は早く走ります。

(1A) She runs fast .

(1B) She is a good runner.

次の(2)では、副詞の easily が名詞の ease に代わっている。

(2) いとも簡単に、やって見せた。

(2A) He did it easily.

(2B) He did it with ease.

以下(3B)では、動詞 died の代わりに名詞 death を使い主語にしている。これを、文法用語では無生物主語と呼ぶ。最近では、英語の影響で、「愛犬の死が彼を落胆させた」と言っても、それほど違和感はないが、やっぱり、「愛犬が死んで、落胆した」のほうが日本語的にはぴったりくる。

(3) 愛犬が死に、全く元気がない。

(3A) He is depressed as his dog died.

(3B) His dog's death has depressed him.

また、(3B) は、(3C) のようにも書くことができる。

(3C) Death of his dog has depressed him.

この of のことを、英文法では、「主格の of」という。"his dog" が "death"の主語にあたるからだ。

  Death of his dog = His dog died

一方、以下の例で使用されている of は、「目的格の of」と呼ばれている。

(4) 母を殺したのは、この男です。

(4A) He is the man who killed my mother.

(4B) The killer of my mother is this man.

  The killer of my mother = The man who killed my mother

この場合、my mother は、killer (= a person who killed) の目的語になっている。

以上、(1)から(4)の日本語に対する英語として、日本人は、(A) の文章は書くことができるが、(B) の文章を書ける人はなかなかいない。それゆえ、(A) にくらべて、(B) の方が英語らしい英語と言える。

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2009年3月21日 (土)

関係代名詞の限定用法と非限定用法

今日の教えて : 関係代名詞の使い方に2種類あるのはご存じかな。

そう、限定用法と非限定用法(または継続用法)と呼ばれるものだ。まずは、(1)と(2)の意味の違いが分かるかな。

(1) I have two dogs which have long bodies and short legs.

(2) I have two dogs, which have long bodies and short legs.

(1)は、限定用法と呼ばれ、関係代名詞 which の前の先行詞 dogsを限定している。どういうことかというと、「短足、胴長という限定された犬は2匹いる」ということ。(そうでない犬がいるかも知れない。たとえば、犬は3匹飼っているが、短足胴長の犬はその内2匹ということかもしれない)

(2)は、非限定用法とよばれ、通常 which の前にカンマを入れる。つまり、which の前で、いったん文章を切って、そのあとから、先行詞 dogs の情報を追加する形になっている。2匹の犬を限定しているわけではない。だから、「2匹の犬を飼っているが、どちらも短足胴長だ」ということ。飼っている犬は2匹だけ。

これら(1)と(2)の英文の違いは、コンマがあるかないかだけであるが、以下のような大きな意味の違いがある。

(1) (何匹かの犬を飼っているが) 短足、胴長の犬なら2匹いるよ。

(2) 犬は2匹飼っていて、どちらも短足、胴長なんだ。

コンマの大切さを示す例として別の例をみてみよう。(3)の文章にはコンマがないが、おそらく、(3A) と解釈されるであろう。

(3) The patient said the doctor passed away..

(3A) The patient said, "The doctor passed away."
    患者は医者が亡くなったと言った。

しかし、(3B) のようにコンマの位置を変えると、立場が全く逆になる。

(3B) "The patient", said the doctor, "passed away."
    患者が亡くなりましたと医者は言った。

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2009年3月20日 (金)

知ってますか?

今日の教えて : 今日は、動詞 "know" の意味についてだ。

われわれ日本人は、外国人のゲストに、「~知ってますか?」という質問を英語ですることが多い。たとえば、

(1) 日本の首相、知ってますか?
    Do you know Japanese prime minister?
 
(2) すき焼き、知ってますか?
    Do you know Sukiyaki

(3) 浅草、知ってますか?
    Do you know Asakusa?

(4) 田中角栄、知ってますか?
    Do you know Kakuei Tanaka?

そもそも、初めて日本に来たような外国人が日本のことを知っている方が不思議なので、このような質問を立て続けにすること自体、相手に失礼である。

(2)のすき焼きなら、前知識として知っている外国人もいるかもしれないが、(3)の浅草など知っている外国人がどれくらいいるだろうか?突然、Asakusa と言われても、人名だか、地名だかすらわからないだろう。

さらには、これら「~知ってますか」をすべて、"Do you know......?" で片付けていることが間違いである。

(4)の "Do you know Kakuei Tanaka?" などは、日本人でも、こう聞かれたら、一般の人は、"No, I have never met him."と答えるだろう。ただし、新入社員の田中君なら、"Oh, yes. I know him." と言うかもしれないが。

つまり、英語の "know" は、会ったことも、話したこともない人や、行ったこともない土地のことに対しては使えないのだ。

(1)から(4)の日本語の質問の意味を正しく英語で伝えるには、以下のように言うといいだろう。

(1) Do you know who is Japanese prime minister?
   
(2) Have you ever tried Sukiyaki before?

   すき焼きが料理であることを知っていそうであれば、

   Have you heard of Sukiyaki?

   でもいいだろう。

(3) Have you ever been to Asakusa?

   浅草が地名であることを知っていそうであれば、

    Have you heard of Asakusa?

   でもいいだろう。

(4) Do you know the name Kakuei Tanaka?

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2009年3月19日 (木)

弱肉強食

今日のお笑い : 間違いも、視点を変えると正解になるという話。

「雪が解けると何になるでしょう」という問題に、「雪が解けると、春になります」と答えると、おそらく理科の先生は、「水になります。」と訂正するだろう。しかし、国語の先生なら、「よくできました」と言うかも知れない。

「カエルの子はなんでしょう」という問題に、「カエルの子はオタマジャクシです」と答えると、おそらく国語の先生は、「カエルの子はカエルです」と訂正するだろう。しかし、理科の先生なら、「よくできました」と言うかも知れない。

「四文字熟語の( )肉 ( )食とはなんでしょう」という問題に、「焼肉定食です」と答えると、おそらく国語の先生は、「弱肉強食です」と訂正するだろう。しかし、食堂経営者なら、「その通り」と言うかも知れない。

雪が解けると、水になる、春ではない。
Snow melts and turns into water, not spring.

カエルの子は、オタマジャクシだ、カエルではない。
It is tadpoles, not frogs, that grow into frogs

弱肉強食は焼肉定食のことではない。
"Jakuniku Kyoshoku"(law of the jungle) has nothing to do with "Yakiniku Teishoku" (Set menu, grilled beef)

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2009年3月18日 (水)

日本語は多彩だ

今日の教えて : 日本語は、英語に比べ実に多彩である。

以下の(1)と(2)は、しゃべった言葉は全く同じだ。しかし、日本語にすると、(1A)と(2A)のように、全く異なってしまう。

(1) "Who left the pen here?", said she politely.

(2) "Who left the pen here?", said he angrily.

(1A) 「どなたか、ペンを、ここにお忘れじゃありませんか」と彼女は言った。

(2A) 「一体誰だ、ペンをここに置き忘れやがったやつは」と男は言った。

上の英語と、日本語の違いは、

* 英語の "politely" と "angrily"が、日本語では訳されていない。

* その代り、日本語では、(1)は、丁寧なしゃべり方に、(2)は怒ったようなしゃべり方になっている。

つまり、日本語は、丁寧なしゃべり方や、怒ったようなしゃべり方、女ことば、男ことば、などさまざまな話し方があるのに対し、英語では、日本語ほど顕著な違いはないということである。

私には、日本人の情緒を重んじる国民性と、欧米人の合理化精神との差が、このような違いを生み出したように思われるのだ。

また、いまでもそうだが、英語の小説などを読んでいると、時々、だれのセリフか分からなくなることがある。

"I think you ........."

この英文から、"I" と 'you" が男か女か年寄りか若者か、身分が高いか低いかなどは一切分からない。

一方、日本語ならば、登場人物の背景が分かっていれば、そういった情報がすぐに察知できるのでわかりやすい。

「俺は、お前が、、、、、、、と思うぜ」
「あたしゃ、お前さんが、、、と思うよ」
「吾輩は、お主が、、、、、、、と思う」
「僕は、兄ちゃんが、、、、と思うんだ」
「私は、先生が、、、、、と思います」
「うちは、母ちゃんが、、、、と思うわ」
「わしゃ、あんたが、、と思っちょります。」

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2009年3月17日 (火)

助動詞の使い方 その5 推量の "must"

今日の教えて : 昨日は助動詞 "must" の義務を説明したが、今日は、"must" の「~に違いない」という推量の意味についてだ。

先日、"may"のところで説明した、「~かもしれない」よりは、ずっと確実性の高い、「~に違いない」という "must"だが、あくまで推量であって、100%確実というわけではない。

(1) He may be a son of the president.

(2) He must be a son of the president.

(3) He is a son of the president..

(1) 彼は社長によく似ているから、「もしかしたら息子かもしれない。」 正解率40~50%ぐらい。

(2) 彼は、社長に似ているし、苗字も同じで、若い割に金使いが荒く外車に乗っているので、「社長の息子に間違いない」だろうと思っているが、確たる証拠があるわけではない。 正解率80~90%

(3) 彼の免許証の住所が社長と同じであった。「彼は社長の息子である」 正解率100%
 
 
 
 

(4) やつが殺人犯にちがいない。
    He must be the murderer.

(5) 貴女は寝ているに違いない
    She must be sleeping.

(6) 強盗はこの窓から侵入したに違いない。
    The robber must have got in through this window.

(4) 100%まちがいなければ、He is the murderer.と、現在形になる。

(5) 100%まちがいなければ、She is sleeping.と、現在進行形になる。

(6) 100%まちがいなければ、The robber got in through thiswindow.と過去形になる。
 
 
 
ここで、質問だが、未来のことを推量した以下の日本語は、英語ではどうなる?

(7) 彼は、来年、彼女と結婚するに違いない。

He must marry her next year.

上の英文が正しいと思った人は、まだまだ勉強不足。これは、「彼は来年彼女と結婚しなければならない」という意味だ。正しい英文は、

He will certainly marry her next year

または、

He is sure to marry her next year.
(注) be sure to  間違いなく~する

すなわち、過去のこと、現在のこと(現在の状態)、現在進行形のことを推量するのに、"must"は使えるが、未来のことを推量するのは、"must"ではなく、"will"、または未来を表すような語句になる。

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2009年3月16日 (月)

助動詞の使い方 その4 義務の "must"

今日の教えて : 助動詞の "must" は、「~しなければならない」という義務を表すということは、中学生でもよく知っているし、簡単だと思っているかもしれない。しかし、本当か?

以下の会話には、どの文にも文中に、「~しなければならない」という意味が込められているが、すべて、"must" でいいのだろうか?

母親が風邪をひいた子どもに:
 (1) 「今日は家にいなきゃだめよ」

その子が遊びに来た友達に:
 (2) 「家にいなければいけないんだよ」

友達がその子に:
 (3) 「じゃ、家にいなきゃね」

 (1) "You must stay home today."

 (2) "I have to stay home."

 (3) "Well, you should stay home today."

(1)は、母親が息子に一方的に義務を押しつけている。このように話者が課する義務については、"must"でよい。

(2)について、息子は家に居たくはないのだが、母親から言われ仕方なしに家にいなければならない状況にある。このように、外部から課せられた義務については、have to"がよい。

(3)では、友達は、自分が義務を課したわけでもなく、また義務を課されたわけでもなく、ただ単に、常識的に考えて、家にいた方がいいだろうと判断している。このような場合は、"should" だ。

この3つを正確に使い分けられる日本人がいれば、その人はネイティブに近いと言えよう。

"must" には、過去形がないので、その時は "had to"を使わざるを得ない。

(4) 危険なことは百も承知だが、行かねばならなかったのだ。
   I knew it was really dangerous, but I had to go there.

明日は、"must" の推量(~に違いない)を勉強しよう。

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2009年3月15日 (日)

助動詞の使い方 その3 "May"の可能性

今日の教えて : 昨日は、許可を求める助動詞 "may" だったが、今日は、可能性を示す "may" だ。

「~かもしれない」という可能性を示すには、 "may" と "might" が使える。

(1) 実は、俺には腹違いの妹がいるかもしれないんだ。
    Actually, I may have a stepsister.

(2) ひょっとしたら、彼女、本当の魔女かもしれんな。
    She might be a real witch.

(3) 5年後は部長になっているかもしれません。
    He may get promoted to manager.
 
(1)と(2)は、現在の事柄の可能性について、(3)は、未来の可能性について述べている。"may" より "might" の方が、可能性が低いとされているが、いずれにせよ、可能性の度合いは、その場、その時の状況で判断すべきだ。

過去の事柄の可能性について述べるときは、以下の(4)のように、"may (might) have + PP"の形にするとよい。

(4) 女中お菊殺しの下手人は、番頭の佐兵衛かもしれんぞ。
    Head Clerk Sahei might have killed Maid Okiku.

次に、否定文の可能性についてみてみよう。

(5) うち、明日、行かれへんかも。
   (A) I may not be able to come tomorrow.
   (B) I may not be able to go tomorrow.

相手の家に行く場合は、(A) のように "come"を使い、自分の家でもなく、相手の家でもなく、第三者の家に行く場合は、(B) のように "go"を使うこと。

可能性がかなり低いことをはっきりしさせたければ、"not likely"か"unlikely" を使ってみよう。

(6) すぐに景気が上向く可能性は低いだろう。
    It is unlikely that economy wil pick up soon.

逆に可能性が高いことを示すには、"well"をつけるといい。

(7) 奴のことだからきっと最後までやってくれるかもな。
    He may well do it to the end.

最後に、"may as well" と "may as well ~ as"の例文を挙げておく。

(8) まあ、盆栽でも始めてみるか。
    I may as well take up Bonsai.

(9) 肺ガンで死んだ方がましや。(禁煙するくらいなら)
    I may as well die of cancer. (as I stop smoking)

(8)は、後に "as not"が省略された形で、「~しないよりは、~したほうがましかもしれない」ぐらいの意味。この場合は、定年後、特に何にもすることがなくなり、退屈なもんだから、何にもしないよりは、盆栽でも始めようかなという意味。必然的に、または、積極的に盆栽を始めるわけではない。

(9)は、あることを絶対したくないということを相手に伝えるために、誰でもいやなことを引き合いに出し、それと同じくらいいやだという表現法だ。

この場合、禁煙は絶対したくないので、そのことを伝えるために、死ぬことと禁煙を天秤にかけて、どちらも同じくらいイヤなことかもしれないと言っているのだ。

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2009年3月14日 (土)

助動詞の使い方 その2

今日の教えて : 昨日は、人にものを頼む言い方を練習したが、今日は、「~してもよいかどうか」と、人に許可を求める言い方だ。

助動詞の can, could, may を使うのがいいだろう。昨日同様、使い方によって丁寧さが異なる。

丁寧さからいえば、"May I ...?" が一番だ。

(1) May I help you, ma'am?
   何かお探しでしょうか、奥様?(店員)

(2) May I ask who's calling, please?
   どちら様でしょうか?(電話で)

(3) May I use the restroom?
   おトイレをお借りしたいのですが?(お店で)
   
(1)~(3)ともに、フォーマルで、丁寧な表現である。

(1)について、「いらっしゃいませ」と訳している場合が見受けられるが、同義ではないことは明白だ。「いらっしゃいませ」は、店員の客に対する単なる挨拶にすぎず、客は必ずしも、それに応えて何か返事をしなければならないということはない。(日本においての話だが。)

一方、"May I help you?" は、間違いなく疑問文であるから、たとえ客といえども、何か返事をするのが礼儀である。特に用事がなければ、"Just looking, thank you."か"Maybe later"と言えばいいだろう。

(2)は電話の決まり文句で、"Who's calling, please?"でもいい。ただし、"Who are you ?”は禁句だ。

目上の人や、見知らぬ人には、上記のように "May I.....?" が一番無難だが、友人、知人などの親しい人に対しては、can, could でもいいだろう。

(4) Can I ask you something?
   ねえ、聞いていい?

(5) Can I get you something to drink?
   何か飲物持ってこようか?

(6) Could I have a receipt, please?
   領収書をいただけますか?

日本語に、「ばか丁寧」という言葉がある。英語でもあまりにも丁寧過ぎると、かえって人をバカにしているように聞こえることがあるようだ。。その意味で、"May I .......?" の代わりに、"Might I .....?" は使わない方がいいらしい。

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2009年3月13日 (金)

助動詞の使い方 その1

今日の教えて : 今日から、数回に分けて、助動詞の使い方を練習する。まずは、人にものを頼む時の言い方について。

助動詞の can, could, will would を疑問文の形にして、人に物事を依頼することができるのは、よく知られているが、それぞれ丁寧さにおいてかなりの差があるので、注意したい。

丁寧さからいえば、"Could you ...?" と "Would you ..... ?" がいいだろう。

(1) Could you show me another one?
   別のものを見せてくれませんか?

(2) Would you tell me the truth?
   本当のことをおっしゃっていただけないでしょうか?

(1)の "Could" を "Can" に代えると、丁寧さが欠ける。

(3) Can you show me another one?
   別のもの、見せてくれない?

(4) Can you tell me how to get to Sesame Street?
   セサミ・ストリートへはどう行けばいいの?

(3)と(4)は "can" を現在形で使っているので、単純に「できるか」、「できないか」を尋ねている。一方(1)は、"can" の過去形を使っているから、この文章は仮定法である。つまり、「もし、お願いするようなことがあったならば、~してもらえるでしょうか」というへりくだった表現になっているのだ。

また、(2)の "would" を "will" にすると、場合によっては、依頼というよりむしろ命令に近くなるので要注意。

(5) Will you tell me the truth?
   本当のことを言ってくれないか?

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2009年3月12日 (木)

かつてはよく~したものだ = used to

今日の教えて : 今日は、学校英語では必ず出てくる "use to" という助動詞を取り上げる。

この "used to" には、2通りの使い方がある。

一つは、過去頻繁に行われた動作を表すもので、「かつてはよく~したものだ」という意味である。ただし、これには、言外に「今はもうしていない」という意味が含まれる。

(1) 昔はよく銀座で豪遊したもんよ。(今はやってないけど)
   I used to go on a spree in Ginza.

(2) 一昔前まで、政界の黒幕と呼ばれていた。(今はその面影なし)
   He used to be called a political fixer.

(3) ヤツは、よくここにたむろしていたようだ。(今は来ない)
   They say he used to hang around here.   

別の使い方は、過去の状態を示し、「かつては~だった」という意味になる。これも言外に、「今は~ではない」という意味が含まれる。

(4) 昔は、この辺りに牢屋があったんですよ。(今は取り壊されて残っていない)
   There used to a jail around here.

(5) 女房も、かつては初々しかったんだが。(今はその面影もない)
   My wife used to be naive and innocent.

(6) 彼は、もはや昔の彼ではなくなっている。
   He is no longer what he used to be.

良く似た表現で、"be used to" というのがあるが、使い方と意味は "used to" と全く違うので要注意。

   used to + 動詞 ・・・・・・ かつてはよく~したものだ

   be used to + 名詞 ・・・・ ~に慣れている

(7) 彼は人前で話すことに慣れていない
   He is not used to speaking in public.

(8) 若い女性に無視されることには慣れてますから。
   I am used to being ignored by young women.

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2009年3月11日 (水)

過去完了形と過去形

今日の教えて : 今日は、過去完了形だ。これは単に、現在完了形の時制を一つ古くしただけで、特に難しいものではない。

(1) Tom says, "I have never been to Chicago."
   トムは、「シカゴに行ったことがない」と言っている。

この(1)の直接話法を過去形の間接話法にすると、

(2) Tom said that he had never been to Chicago.
   トムはシカゴに行ったことがないと言った。

となる。つまり、(2)の文章は、時制の一致を受けて、現在完了形の部分が過去完了形になっている。もちろん現在形の間接話法なら、(3)のように現在完了形のままだ。

(3) Tom says that he has never been to Chicago.
   トムはシカゴに行ったことがないと言っている。

(1)と(3)からわかることは、トムは生れてから今現在まで一度もシカゴへ行ったことがないということである。

一方、(2)では、トムは生まれてから、「シカゴに行ったことがない」と言った時点まではシカゴに行ったことがないのはわかるが、そう言った時から今現在までの間にシカゴに行ったかどうかは分からない。

このように、過去完了形が必要なのは、現在完了形の時制を古くしなければならないからだ。

では、下の(4)の直接話法を過去形の間接話法にすると、どうなるか?(5)と(6)のどちらが正しいか?

(4) Tom says, "I went to Chicago"
   トムは、「シカゴに行った」と言っている。.

(5) Tom said that he went to Chicago.
   トムは、シカゴに行ったと言いました。

(6) Tom said that he had gone to Chicago.
   トムは、シカゴに行ってしまったと言いました。

正解は、(5)である。(6)を直接話法にすると、

(6’) Tom said, "I have gone to Chicago."

となり、「私はシカゴに行ってしまって今ここにはいない」ということになる。トムが幽霊でもない限りこれは不可能だ。

また、他の用法として、過去よりも前のこと(いわゆる大過去)を言うときは、過去完了を使うということが、英文法書によく書かれているが、必ずしも過去完了形でなくとも過去形でもよいことが多い。

文法書にある説明はこうだ。

食べ終わった後で、お金がないのに気づいた。
I realized I had no money after I had finished eating.

気づいた時点よりも前に食べ終わっていたので、"finished (過去形)" ではなく、"had finished (過去完了形)を使い、大過去を表す。

しかし、実際問題として、"after"という接続詞があるので、気づいたのは、食べ終わった後だと容易に理解できるので、過去完了形をどうしても使う必要などないと思われる。以下のように過去形で十分だ。

食べ終わった後で、お金がないのに気づいた。
I realized I had no money after I finished eating.

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2009年3月10日 (火)

現在完了進行形の使い方

今日の教えて : 今日は、現在完了進行形をみてみよう。

現在完了形には、完了、結果、経験、継続の4つの働きがあるとほとんどの文法書に書かれている。ただし、動詞によって、現在完了形で継続の意味を出せるものと、現在完了進行形にしなければならないものとがある。

(1) 現在完了形で継続の意味があるもの

I have always lived in Tokyo for 30 years. 
30年ずっと東京に住んでいる。

I have known her since I was a kid.
あの娘のことは、子供のころから知っている。

上の2つの文章の動詞、"live" と "know" は、状態動詞と呼ばれ、元々継続の意味を持っているので、あえて現在完了進行形にしなくても継続の意味がある。


(2) 現在完了進行形にするもの

I have been waiting for her for 4 hours.
4時間ずっと彼女が来るのを待ち続けている。

How long has she been crying?
彼女、いつから泣き続けてんの?

次に、現在進行形と現在完了進行形の違いを調べてみよう。

(1) She is putting on makeup in front of the mirror.

(2) She has been putting on makeup in front of the mirror.


(1)は、今現在彼女が何をしているのかだけを伝えている。ちらっと、彼女に目をやったら、化粧をしていたというだけで、鏡の前でどのくらい長く化粧をしているのかはわからない。
(訳) 彼女は鏡の前で化粧をしているところだ。

(2)は、化粧をし始めた時点から現在までかなりの時間が経っているのがわかる。
(訳) 彼女は鏡の前でずっと化粧をし続けている。

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2009年3月 9日 (月)

現在完了形と副詞 その2

今日の教えて : 昨日に引き続き、現在完了形と一緒によく使われる副詞をみてみよう。

(1) "recently"
現在完了形と過去形では使われるが、現在形では使われないので要注意。

現在完了形 : 
I have been in bad health recently.
ここんとこ、体調がイマイチ。

I haven't seen her recently.
しばらく、彼女とはご無沙汰。

過去形 :
She moved in recently.
彼女は、最近引っ越してきたんだ。

誤用 : ここんとこ、忙しくてね。
(×) I am very busy recently. 
(○) I have been busy recently.


(2) "lately"
現在形や過去形では使えず、現在完了形でのみ使える。

現在完了形 ;
I haven't talked with him lately.
最近は、カレと口もきいてないわよ。


(3) "just"
現在完了形と共に用いて、「たった今」、「~したばかり」を表す。

She has just got married.
彼女、新婚ほやほや。

Is dinner ready yet? You've just eaten!
メシはまだかのう? 今食べたばっかでしょ。

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2009年3月 8日 (日)

現在完了形と副詞 その1

今日の教えて : 現在完了形と一緒によく使われる副詞をみてみよう。

(1) "already"
予想より早く完了してしまっていることを示す。

She has already finished writing a letter.
彼女は、(思ったよりも早く)すでに手紙を書き終えてしまっている。

She has already started crying.
彼女は、(私がハンカチを渡す前に)すでに泣きだしていた。

びっくりするほど早い場合は、以下のように "already" を疑問文で使うとよい。"already" の位置に注意。

Have you been seeing other woman already?
えっ、もう別の女性と付き合ってんの?早すぎ!


(2) "yet"
"already"とは逆に、もう起こってもよさそうなのに、まだ起こっていない状態を指す。従って肯定文では使えない。主に否定文か疑問文で使う。

She hasn't come yet. Too much time on makeup!
彼女、まだ来ないよ。化粧長すぎ!

Have you called her yet?
彼女に、もう電話してくれた?

No, not yet.
まだ、してないよ。

否定疑問文中の "yet" は要注意。

Haven't you met him yet?
状況により、「まだ、彼と会ってないのか(なぜだ)」という場合と、「まだ、彼と会ってないの(かわいそうに)」と2通りの意味がある。

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2009年3月 7日 (土)

過去形と現在完了形

今日の教えて : 過去形と現在完了形の区別をしっかり身につけよう。

両者の大きな違いはこうだ。

過去形 : 過去のある時点の出来事を述べるだけで、現在との接点はない

現在完了形 ; 過去のある時点の出来事が現在に及ぼす影響について述べる方法である。従って、過去をはっきり示す副詞 (yesterday など) とは一緒に使えない。

例をみてみよう。

(1) He went to Osaka on business 3 years ago.(過去形)
   彼は、3年前出張で大阪へ行った。

(2) He has gone to Osaka on business. (現在完了形)
   彼は、出張で大阪に行ってしまった。

(1)は、去年の出来事だけについて言及している。その後、東京へ戻ったのか、まだ大阪にいるのかは、この文章からは読み取れない。

(2)は、大阪に行ってしまった結果、現在も行ったままである。今現在、ここにはいない。

(3) He has been to Osaka on business. (現在完了形)
   彼は、出張で大阪に行ったことがある

(3)は、生まれてから、これまでの経験を表す現在完了形。 He has gone to Osaka on business ではない。

では、「彼は、3年前、出張で大阪へ行ったことがある。」はどうなるか?

答えは、"He went to Osaka on business 3 years ago.となり。(1)と全く同じ文章になる。"3 years ago" というはっきりと過去を示す副詞を使っているので現在完了形は使えない。日本語につられて現在完了形を使わないように。

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2009年3月 6日 (金)

代名詞の使い方 

今日の教えて : 今日は、代名詞の使い方についてじゃ。

我々、日本人は、一般の人々について言及する際、「我々は、」をよく使うが、英語では、"we" ではなく、"you"を使う方が無難である。以下の例をみてみよう。

私達は、お金持ちを必要以上に尊敬しがちである。

We tend to look up to the rich unnecessarily.

このように、"we" を使うと、"we" でない人たちは、「尊敬しがちではない」ということを意識せざるを得なくなる。そこで、"you" を使って書き換えると、

You tend to look up to the rich unnecessarily.

この "you" は、自分も含めた一般の人々( = people ) を指しており、決して、「あなた」を指しているのではない。日本人には、この一般人を表す "you" を使うのに抵抗がある人が多いのは事実だが、英語ではごく自然な文章である。

我々と、我々でない人々を想定している場合は、もちろん "we" を使える。

我々は皆、長生きしたいと思っているが、彼らはそうではない。
We all want to live long, but they don't.

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2009年3月 5日 (木)

意外に難しい現在形

今日の教えて : 今日は、現在形についてじゃ。

中学1年の英語の教科書はどれも、まずは現在形を教えているはずだ。いきなり、過去形や、進行形や未来形はでてこない。そう言う意味では、基本中の基本だと思われるが、意外と理解できていない。

「私は、カレーを食べます。」を英語にすると、

I eat curry and rice.

だと思っている人は、現在形を正しく理解していない証拠だ。

毎日のようにカレーを食べているイトウ君ならこういう英訳もあり得るかもしれないが、普通の人にとってはこの英文は当てはまらない。

メニューをみて、迷ったあげく、「カレーを食べよう」とその場で決めたなら、

I will eat curry and rice.と言うべきだし、

レストランに入る前から、今日は、「カレーを食べるんだ」と決めていたとするなら、

I am going to eat curry and rice.とすべきだろう。

(これは、未来形のところで説明済み。分からない人は復習しておくように)

つまり、この「カレーを食べます」という例文は、日本語で考えると、現在形のように見えるが、英語で考えるならば、未来形になるということだ。

では、英語での現在形とはどんなものなのか説明しよう。

(1) 一般的な不変のことがらについて述べるときは現在形を使う

The sun rises in the east and sets in the west.
太陽は東から昇り、西に沈む。

(2) 繰り返し、繰り返し起こる事柄について述べるときも現在形を使う

I get to work at nine.
9時に仕事につく

(3) 現在の状態、状況について述べるときは現在形を使う

He wears glasses.
彼はメガネをかけている

I come from Osaka and live in Tokyo.
大阪出身で、東京に住んでいます。

(注) I came from と過去形にしない。I am living と進行形にしないこと。

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2009年3月 4日 (水)

未来形 その4

今日の教えて : 未来形の話、最終回目じゃ。"will"の意志を表す使い方を調べてみよう。

"will" を名詞として使うと、「遺言」と言う意味になる。遺言ほど、相手に自分の意志を強く伝えるものはない。つまり、"will"には、自分の意志を伝えるという働きがあるのだ。

いくつか、例を見てみよう。

(1) 相手の依頼に対し同意する/拒否する

"Would you tell me the truth?"
本当のこと言ってくれる?

"Yes, I will."/ "No, I won't."
  うん。       いやだ。

(2) 自分の方から、何かを申し入れる

Then, I'll pick you up at seven.
では、7時に迎えに行きましょう。

(3) 何か約束ごとをするとき

I'll never forget you. 
決して忘れません

I'll contact you as soon as I find it.
見つかり次第連絡します

(4) 警告、脅迫など

I'll tell you one thing.
一つだけ言っておく

I'll sue you.
訴えてやる

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2009年3月 3日 (火)

未来形 その3

今日の教えて : 未来形の話、3回目じゃ。"will"の使い方を調べてみよう。

未来形の第一回目で、その場で決めた予定は "will"で表わすと説明し、以下の例文(1)を紹介した。では、例文(2)はどういう意味か?

(1) I will stay home tomorrow.
(2) He will stay home tomorrow.

(1)は、主語が "I" なので、その場で自分の予定を自分で決めたといえるのだが、(2)は主語が "He" であり、彼がその場で決めたかどうかを他人がわかるはずがないので、別の使い方ということになる。ここでは、「彼は明日、家にいるでしょう」と話者が推定しているのだ。

助動詞 "will" は、このように、推測の意味で頻繁に使われる。しかも、話し手の確率100%の推測だ。(2)の文章に対して、聞き手としては、つい "How can you be so sure?" と聞きたくなってしまう表現である。よって、(2)の文章は、

(2-1) He will probably stay home tomorrow.
      彼はたぶん明日家にいるでしょう

(2-2) I think he will stay home tomorrow
      彼は、明日家にいると思う

(2-3) He is going to stay home tomorrow.
      彼は明日家にいるつもりです。(彼がそうすることを前もって知っている場合)

とした方が無難だろう。

落ち込んでいる人には、You'll be all right. (100% 大丈夫だよ) と言ってやればよい。

また、"will" を疑問文で使い、人に依頼することができる。ただし、丁寧な依頼ではなく、むしろ命令口調だ。過去形の "would" にすると丁寧に聞こえる。

Will you shut the door? (ドア、閉めてくんない?)

Would you shut the door? (ドアを閉めてくれませんか)

明日は、"will" が表す、話者の意志についてだ。

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2009年3月 2日 (月)

未来形 その2

今日の教えて : 今日も、未来形についてじゃ。

昨日は、あらかじめ決まっている予定については、"will" ではなく、"be going to do" か 現在進行形を使うと言ったが、この2つの差は微妙だ。強いていえば、現在進行形の方が、より現実性があり、もうすでにその予定にむけて、何かが進行している感じがする。

(1) I am going to get married in June.
(2) I am getting married in June.

上記(1)は、今1月で6月には結婚することを決めているような感じ

一方(2)は進行形なので、すでに何かが進行しているはずだから、たとえば、今5月で結婚式場の手配も終わっており、あとは6月の結婚式当日を待つだけだといったように感じられる人は、かなりの英語上級者だ。

ただし、個人的な予定でないような場合は、進行形は使えない。 もちろん "be going to do" は使える。

I am going to cry when my daughter gets married.
娘が結婚したら泣くだろうな

最後に、"be going to do" の過去形をみてみよう。

I was going to complain.

このように、"be going to do" を過去形で用いると、過去にやろうと思っていたことができなかったことを表す。
上記の英文は、「文句を言ってやるつもりだったんですが。」と言う意味だが、その後ろに、(担当者が美人だったので、言えなかった)という言葉を省略しているのだ。

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2009年3月 1日 (日)

未来形 その1

今日の教えて : 今日から数回にわたり、未来形の話をするぞ。

「明日は、家にいる」を英語にすると、以下の3つが考えられる。未来となると何でも "will" を使う初心者がいるのは、日本の英語教育が悪いのか。

(1) 助動詞を使うと、

I will stay home tomorrow.

(2) be going to do を使うと、

I am going to stay home tomorrow.

(3) 現在進行形を使うと、

I am staying home tomorrow.

では、それぞれの、使い方を説明しよう。
いずれも、「映画でも見に行こうよ」と誘われた際の返答だとすると、

(1)は、明日の予定は決まっていなかったが、行きたくなかったので、「明日は、家にいるよ」と断ったと思われる。その場で、判断して決めた予定については、このように "will" を使うべき。

(2)は、一緒に行きたいのだが、明日はたまった仕事をこなすために家にいる決心をしていたので、残念だが断ったと思われる。もうすでにやることが決まっているような予定には、"will"は使わず、このように "be going to do" を使う。

(3)は、(2)に近いが、予定表を見ながら、「あー残念、明日は家にいる予定になってんだ」と断っている感じ。すでに決まっている個人的なスケジュールなどは、現在進行形でよい。

また、現在形で未来を表す場合もあるぞ。

The game between the Giants and the Tigers starts at six.
巨人阪神戦は、6時から始まるぞ

Nozomi 103 super express leaves Tokyo at seven.
のぞみ103号は7時東京発だ。 

このように公共性のある予定などは、現在形で表わせる。

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