ITとTHATの違いは?
今日の教えて : 今日は、読者の方からいい質問があったので、それを取り上げてみたい。
( 読者からの質問 )
I can do it.
I can do that.
上記の it と that の使い方は?またはどう違うのか?
( 回答 )
回答の前にまず、なせこの質問に至ったのかについて考察してみる。
おそらく、以下の2点についての認識が足りなかったためであろうと思われる。
(1) 品詞が違う : もちろん、ITもTHATも代名詞であるが、より正確に言うと、前者は人称代名詞であり、後者は指示代名詞と呼ばれている。
(2) THATの使い方の知識が足りない。
では、(1)の品詞の違いについて説明しよう。
両方とも代名詞 ( 名詞の代わりに使われることから代名詞と呼ばれている)であるから、ある名詞の代わりに使われるという点においては違いはない。
ただし、より詳しくいうと、ITは人称代名詞である。人称代名詞には、1人称、2人称、3人称があり、ITは3人称の人称代名詞だ。
1人称 : 話し手のこと。単数なら "I" 複数なら "we"
2人称 : 聞き手のこと。 単数も複数も "you"
3人称 : 話し手と聞き手以外の人や物。単数なら "he", "she", "it" 複数なら "they"
ITの基本的な使い方の例を以下に示す。
I bought a car. It ( = The car ) was expensive, but I like it ( = the car )
上記のように、話題にのぼった "car" のことを、2度目以降は、"car" の代わりに "it"で言い換えている。つまり、"it" = "the car"ということ。
一方、指示代名詞であるTHATの代表的な使い方の例を示す。
(離れた所にある車を指差し、あれが私の車だ)
That is my car. ( That = the car over there )
では次ぎに、(2)のTHATの使い方について説明する。
多くの日本人英語学習者が、"that" = 「あれ」と理解しているようだが、これは実は正しくはない。"that"の使い方は、日本語の「あれ」とは異なるがゆえに、"that"には、日本語で言う「それ」に当たる使い方もあるのだ。
"that"と対比される "this"を加えて、以下に "that"の正しい意味を示そう。
(A) 話し手と聞き手がごく近くにいる場合
そばにあるものを指差し、「これ」 = "this"
離れているものを指差し、「あれ」= "that"
(B) 話し手と聞き手が離れている場合
話し手のそばにあるものを指し、「これ」 = "this"
聞き手のそばにあるものを指し、「それ」 = "that" ( it ではない)
話し手、聞き手から離れたものを指し、「あれ」 = "that"
従って、相手が言ったことに同意する際に言う、That's right"は、「その通り」であって、「あの通り」ではない。
以上のことを十分理解したならば、読者からの質問に答えることができるであろう。
"I can do it"と "I can do that" は以下のような例が考えられる。
(A) 「誰にもそんな難しい問題は解けないよ。」
「僕ならできるさ。」
Nobody can solve such a difficult problem.
I can do it. ( it = such a difficult problem )
(B) 「これができるか?」
「そんなのできるさ。」
Can you do this?
I can do that.
目からウロコだと思われた方も、そうでない方も
以下のバナーをクリックしてもらうと助かります。
|||
||| クリックすると幸せになれるかも
V

にほんブログ村 のブログランキングに参加してます。
See you,
マイク 松谷
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)



最近のコメント