相互動詞とは?
今日の英文法 : 今日は、相互動詞を取り上げる。あまり聞きなれない文法用語かもしれないので、例をあげて説明しよう。
例えば、議論するという意味の "argue"だが、議論するには最低二人の人間が必要で、大抵の場合、二人がお互いに議論し合うことを意味する。こういう動詞を、相互動詞と呼んでいる。
(1) トムとジェリーは議論し合った。
Tom and Jerry argued.
上記(1)では、トムとジェリーがともに主語になっている、つまり二人とも行為者であるから、「お互いに議論し合う」という意味になる。では、下の(2)ではどうだろう。
(2) トムはジェリーと議論した。
Tom agrued with Jerry.
上記(2)の場合、主語がトムなので、トムが行為者ということになり、ジェリーはその対象ということになる。つまり、トムが率先してジェリーを相手に議論をしたというニュアンスになる。
(3) トムとジェリーはお互いに張り合った。
Tom and Jerry competed.
(4) トムはジェリーと張り合った。
Tom competed against Jerry.
上記(3)はお互いに張り合っている様子だが、(4)では、トムがジェリーに対して敵対心を持っているように感じられる。
(1)と(3)の英文は、「お互いに」という意味なのだが、どうしても「お互いに」ということを付けたしたければ、"each other"をつければよい。ただし、前置詞に要注意。
(5) Tom and Jerry argued with each other.
(6) Tom and Jerry competed against each otehr.
他動詞ならば、前置詞は不要だ。
(7) Tom and Jerry fought each other.
トムとジェリーはお互いに争った。
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勉強になりました
投稿: nana | 2010年6月18日 (金) 午前 10時17分
nana様、ご愛読有難うございます。お役に立てれば幸いです。今後ともご愛読とワン・クリックのほどお願いします。マイク松谷
投稿: マイク松谷 | 2010年6月19日 (土) 午前 06時52分